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ジュゴンズアイ(DugongsAI)の使い方

https://note.com/thinknature/n/n825105f890cb

皆さん、「地図」を初めてみた時のことを覚えているでしょうか。山や川や平野など、地形の特徴を表した地図は、標高が高いところは茶色、標高が低いところは緑色で表示されています。日本の地形図を見ると、「日本の内陸の多くは茶色で、緑色の平地はわずかで、日本は山の多い国なんだな〜」ということが、直感的にわかるわけです。地図帳を見ながら、各地の自然に思いを馳せて、旅する気分を味わった人は多いのではないでしょうか。今回、リリースした生物多様性見える化アプリ「ジュゴンズアイ」は、生き物の豊かを表す地図です。生き物の種類が多い場所は、黄色〜赤色の暖色で表示され、生き物の豊かさな場所が一見して把握できます。どういう場所が生物多様性が豊かなのか、ジュゴンズアイのマップを観察して、沖縄の島々の「生き物の豊かさ」に思いをはせることができます。ジュゴンズアイの生物多様性地図を片手に、生き物探してをしてみませんか。

アプリの使い方

① アプリを起動したら、沖縄の地図が表示されます。これは”ジュゴンいるいるマップ”で、ジュゴンの生息適地の度合い(0〜1の値)を地図化したものです。赤色の海域が、ジュゴンが生息する可能性の高いエリアを表します。

あなたが訪れている海には、ジュゴンがいるかもしれません。ジュゴンいるいるマップを見て、思いを巡らせてみましょう。

自由研究や修学旅行の調べ学習では、ジュゴンの生息エリアをピックアップしてみて、どのような特徴の海がジュゴン生息適地なのか、考えてみましょう。

ジュゴンズアイβ版(DugongsAI)のトップ画面

② 次に、トップ画面の左上の丸いアイコンをタップしてみましょう。

③ 様々な生物分類群のアイコンが表示されるので、興味のある生物をタップをタップしてみましょう。すると、生物多様性の種類数マップが表示されます。

気になる生物のマップを見てみよう!

④ 生物の種類数マップの赤色や黄色が、種数の豊かな場所です。これで、生物多様性のホットスポットを把握できます。

生物の分類群(哺乳類、両生類、鳥類、爬虫類、植物、チョウ、トンボなど)によって、種類の豊かな「赤いエリア」を比べてみましょう。

あなたが訪れている場所、住んでいる場所に、どれくらいの生き物の種類がいるのか、マップを見てみましょう。また、生き物の種類が豊かな「赤いエリア」が、どういう場所なのか、思いを巡らせてみて下さい。沖縄でたくさんの種類のチョウが見られる場所は? トンボは? 植物は?

生き物の種類の豊かさマップ

自由研究や修学旅行などで、生物分類群ごとの生物多様性マップを見て、種類数が豊かな赤いエリア(生物多様性のホットスポット)をピックアップしてみましょう。ホットスポットがどのような環境で形作られているのでしょうか、考えてみましょう。

⑤ 地図上の現在位置や、興味ある場所をタッチしてみましょう。

観察場所をタッチしてみよう

⑥ その場所に生息する可能性の高い生き物が表示されます。

シュノーケリングで熱帯魚を観察してみよう!

自由研究や修学旅行の調べ学習では、様々な場所をタップして、どういう場所にどういう生き物がいるのか見てみましょう。都会で見られる哺乳類は? 川沿いの生物は? あなたな泳いでいるビーチに暮らしているサンゴや熱帯魚は? ヤンバルや西表島などの世界自然遺産地域に生息している生き物は?

そして、気になる生き物の情報も見てみましょう。あなたが興味を持った生き物は、日本のどういうエリアに暮らしているのでしょうか。

ジュゴンの分布地図

自由研究や修学旅行の調べ学習では、沖縄で暮らしている生き物が、日本のどういうエリアに分布しているのか考えてみましょう。

沖縄への家族旅行でビーチで泳いでいる時に、ちょっとした「生き物調査」をしてみませんか。あなたが泳いでいるサンゴ礁の生物の種類の豊かさは? どんな分類群の生物の種類が多いでしょうか、マップをみて考えてみましょう。シュノーケリングしたら、観察できた生き物の種類を確認してみましょう。砂浜を歩きながら貝を探して、見つけた貝の種類を調べてみましょう。

潮だまりで生き物観察してみよう!
森の中で植物探しをしてみよう!

⑦ 生き物を見つけたら、記録をしてみよう。

自分だけの図鑑を作ってみよう!
川沿いで昆虫観察をしてみよう!

なお、記録した情報は、お使いのスマホなどの端末で保存されるだけで、アプリ運営側には共有されませんので、ご安心下さい。

ジュゴンズアイβ版(DugongsAI) 公式ホームページ