

20250611生物多様性に配慮したサステナビリティ・ビジネスの実装基盤:Bird’s Eye Viewアプローチ
—ウェビナータイトル—
生物多様性に配慮したサステナビリティ・ビジネスの実装基盤:Bird’s Eye Viewアプローチ
Bird’s Eye View approach for implementing biodiversity friendly business
—概要—
ビジネスにおける気候・自然関連リスクと機会を把握するためには、事業活動と自然の接点、事業継続に関わる自然への依存、および、事業活動が自然に与える影響を定量することが要求されます。このようなニーズに応える科学的アプローチとして、広域的かつ局所的にも高解像な生物多様性データに基づいたビジネスの空間計画が有効です。
企業の事業活動に伴うスコープ1、2、3の各インパクトは、グローバルなサプライチェーン上の各ロケーションで発生しているので、あたかも「鳥の眼(Bird’s Eye View)」で俯瞰するように、「事業と自然との関わり」を把握する必要があります。企業は、Bird’s Eye Viewアプローチを採用することで、ネイチャーネガティブを効果的に回避・緩和でき、「費用対効果の高い」気候・自然関連リスク対応が可能になります。
このセミナーでは、ネイチャーポジティブビジネスの科学的実装基盤を解説し、Bird’s Eye Viewアプローチの実践例を、シンク・ネイチャーの支援事例を元に紹介します。
—こんな方にお勧め—
- CDP、TCFD、TNFDなどの情報開示において、気候・自然関連リスク対応を検討されている企業担当者の方
- 自社事業におけるカーボンニュートラルやネイチャーポジテイブの実装を検討されている企業担当者の方
—ウェビナー情報—
開催日時:2025年6月11日(水)16:00-17:00
開催場所:オンライン(Zoom) 先着500名
※本ページ下部のフォームより応募後、Zoom登録のURLをご案内いたします。事前にZoomから参加のご登録をお願いします。
参加費:無料
—プログラム—
- はじめに
- Topic1
- 生物多様性に配慮したサステナビリティ・ビジネスの実装基盤:Bird’s Eye Viewアプローチ
- Topic2
※タイムスケジュールは目安となります。状況によって予告なく時間配分・内容が変更になる可能性もございます。
※当日は撮影(動画・スクリーンショット)を実施する場合がございます。撮影をした映像、画像はシンク・ネイチャーの各種コンテンツに使用させていただく場合がございます。
—登壇者プロフィール—

CSO(最高科学責任者) アッテ・モイラネン博士
空間生態学、保全決定分析、生態学に基づく土地利用計画に30年間従事。モイラネン博士が開発したZonationソフトウェアは、世界的に使用されているツールで、高解像度の生物多様性の空間分析を可能にしている。最近では、生物多様性クレジットに関連する生物多様性オフセットのツール開発にも取り組む。一連の研究の功績から、モイラネン博士は、2018年の欧州保全生物学会において、保全の意思決定のための分析設計の巧みさが評価され、功労賞を授与。シンク・ネイチャー入社以前は、フィンランドのヘルシンキ大学で教授、研究ディレクターを歴任。 2025年3月当社参画、当社CSO(最高科学責任者)に就任。

代表取締役CEO 久保田 康裕
北海道大学農学部卒業、帯広畜産大学大学院修士課程修了、東京都立大学理学部大学院博士課程修了 博士(理学)。専門は生態学。世界中の森を巡るフィールドワークと、ビッグデータやAIを活用したデータサイエンスによって、生物多様性の保全科学を推進する。研究チームでスタートアップ「株式会社シンク・ネイチャー」を起業し、生物多様性市場を創出することに挑戦している。

取締役・サービス事業部長 楠本 聞太郎
琉球大学農学部卒業、九州大学大学院生物資源環境科学府修士課程、同博士課程修了。博士(農学)。日本学術振興会特別研究員、琉球大学理学部研究員、統計数理研究所特任助教、琉球大学戦略的研究プロジェクトセンター特命助教等を経て、2021年2月より九州大学大学院農学研究院に助教として勤務。専門は生態学。世界30か国以上の国際共同研究ネットワークを活かし、生物多様性の起源と維持に関する基礎研究から、保全や管理の意思決定支援に関する応用研究まで、幅広い研究を展開している。

取締役・市場開拓推進室 室長 五十里 翔吾
大阪大学基礎工学研究科博士前期課程終了、修士(工学)。2022年より琉球大学理工学研究科博士課程所属(久保田研究室)。ロボット工学、ヒューマンコンピュータインタラクションを専門としていたが、生物多様性に関心を持ち博士過程より分野変更。